多くの仕事がある高齢者施設

高齢者施設の仕事では、多くの人が介護職をイメージすることでしょう。高齢者の身の回りのお世話をする仕事で、食事や入浴、排泄や移動などの補助をするのが主な仕事です。その他にもベッドメイキングをしたり、利用者の部屋の清掃などをしたりすることもあります。一般的によく知られているのがこの介護職ですが、高齢者施設では介護職以外の仕事をしている人もいます。

介護職をしている人の中には介護支援専門員を目指している人も多いです。ケアマネージャーとも言われ、利用者一人ひとりに合ったケアプランの作成をします。 施設を利用している人やその利用者の家族の相談役となるのが生活相談員です。相談員は、施設を利用する前から対応してくれて、契約の手続きもします。また利用することになってからも相談やサポートもしてくれて、利用者や家族にとって身近な存在です。施設によっては営業職も兼ねているケースもあるようです。

他の施設や会社と同じように、施設の責任者となる管理職もあります。大きな職場では、フロアやユニットなどの単位でリーダー職を設けているケースもあります。介護事務では、利用者が必要になる費用を計算して請求手続きをしたり、自治体に介護報酬の請求をしたりします。一般事務同様に、書類の作成やパソコンのスキル、接客や電話の対応などの能力を必要とします。その他にも、食事の調理や配膳をするスタッフや車での送迎をする業務もあります。このように見てみると、高齢者施設では、多種多様な仕事があることが分かります。転職などで働く際にはどのような仕事でどのようなキャリアパスを描きたいのかをイメージしておくことが大切です。